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契約社員から正社員へ
サブプライムローン問題に追い討ちをかけるように9月に起こったリーマン・プラザーズの破綻は、アメリカ経済に大打撃を与えただけではすみませんでした。
日本の株も下がる一方です。ついお隣の出来事なのに、なぜ日本の経済まで!と言いたいところですが、おきてしまった事はいまさらどうしようもありません。
世界はじわりじわりと大恐慌へと向かっています。私たちの生活をも脅かしています。せっかく内定
を受けた会社から、経営悪化を理由に突然、一方的な内定取り消し通達。
なりやまぬ大企業の人員整理。今朝の新聞で、またトラック・車の製造・販売の大手12社が総勢1万4000人の人員削減を決行したと報じていました。
こうした大人たちの就労悪化は、未来を背負ってたつ子供たちから教育のチャンスをも奪っていきます。
高校中退者が親の破産や経済悪化のために急増。いったいこれからの日本はどこへ行こうといているのでしょうか?
こうした背景を受けて、企業側が求める人材のレベルが徐々に高まっているようです。
もはや”やる気””意欲”だけではやっていけなくなってきました。実践力・即戦力を求めるようになっているようです。
キャリアを持たない大学生や40過ぎの高齢者にとって、正社員雇用はもはや高嶺の花です。
それならせめて派遣や契約で、なんとかかんとか企業に潜り込み、働きながらキャリアアップを目指していくといったパターンが無難な路線といえるかもしれません。
グッドウィルやフルキャストですっかり懲りているはずなのに相変わらず派遣会社の求人広告が優勢です。
しかも最近の介護保険制度の整備に伴って介護職の求人が増えました。
働きながらヘルパーの資格が取れる事をアピールする派遣会社もあります。
派遣・契約から正社員へ転換すると、どんないいことが起こるのでしょう?
正社員だけではなく契約社員をも視野に入れた求職活動をしていく事で、就職できる確立はグッと増えます。
なかには”正社員登用”を盛り込んだ求人もありますので、契約社員入社でも正社員になれる可能性は充分にあるのです。
従来の採用の手順を踏むなら、まず面接と種類選考ですよね。たった1時間程度の間で、いかに強烈なインパクトを相手に伝えられるかが重要ポイントになります。
しかし実際問題、面接と書類選考では相手に伝えられる情報に限界があります。契約社員としての雇用なら、”戦士”としての自分の本来持っている能力や”素”の部分をありのまま見せることができます。
お互いの相性を推し量る大事な期間でもありますよね。
社員登用という枠が仮になかったとしても、本当に”これだ!”と思える職場なら会社の業績に貢献したいという一生懸命な姿を見せることで、上層部の心を揺り動かし変えていく事だってできるのです。
すべてはあなたの考え方一つです。
このように契約社員として雇用され、就労を維持することは、けっして損ばあかりではないことがわかりますよね。
しかし物事のは裏と表があるように、契約社員であり続けることには、デメリットも存在します。
現実問題、正社員のほうが給与は高めです。また企業によっては、正社員になって初めて社会保険加入を認定するところもあるくらいです。
契約社員はどこまでいっても契約社員です。正社員への昇進を保障するものではありません。
ここが今一番問題になっている点ですよね。
何年会社につくしても、実際貢献していても貢献と認められず、ずっと正社員のまま。
そんな宙ぶらりんの雇用関係が、かなりの数で増えていて若者が仕事に夢を持てずにいます。
これがまたフリーターを増大させている要因のひとつにもなっているようです。
契約社員期間がずっと続くことによって、転職の際に能力や実践力が低く評価されてしまう場合も少なからずある事も事実です。
2008年12月11日|
カテゴリー:労働制度等
